東京遊劇手

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東京遊劇手とは

現代の日本人の芝居離れは芝居関係者であれば誰もが肌で感じていることです。

 

しかし、その原因はどこにあるのでしょうか?

 

今の日本では誰でも劇団を旗揚げすることが出来るが、定期公演を行うためにはバイトをして準備金を貯めて、そのお金を持ち寄って自分たちのためにお金を払って劇場を借り公演を打つ。

 

それがほとんどの劇団のパターンです。

 

スポンサーが付き、潤沢な制作資金の中で公演を打てると言うのは稀で、たとえスポンサーが付いたとしても、バイト先の小さな店舗がチラシの裏に広告を載せる代わりにチラシ代程度の資金援助があるくらいで、商業演劇とは程遠いものです。

 

ほとんどの劇団は、当然ギャラも出ないまま自分たちのバイト代で公演を繰り返していくのです。
しかし、その時チケットはどうやってさばかれているのでしょうか?

 

これはほとんどが当然手売りです。

 

友人や知り合い、バイト先の人、近所の人、飲み屋で知り合った人まで。
手を尽くして自分のノルマというものをさばいていく。

 

その上で、その人たちはどういった気持ちで見に来てくれているのだろう。

 

当然、付き合いというものが半分ほどあって足を運んでくれるのであろう。
それはそれでいいのですが、そこからが問題なんです。

 

そのお客さんたちに、自分たちだけが満足するものをやって楽しんで、見ている人たちには、なんら伝わらない。
まだ、未熟で伝えきれないというのならわかる。
ひどいのは、全く分からない物をやって、これがわからないのか?という上から見させる劇団もあるほど。

 

自分にも自分達にもそういう臭いはあった。
それを何とか消したいと思ったのがこの東京遊劇手の旗揚げです。

 

付き合いでもいい。
最初に来てもらった人が本当に面白いものを見て、これは次も来たいという気持ちになってくれればこの公演は成功である。

 

そうやって本当に良い物を届ける事が僕らの使命じゃないだろうか?

 

今の芝居離れした人々は、「どうせ観に行ってもいい物をやっていない」とどこかで判断していることが多い。
じゃあ本当にいいものをやり続ければいいのではないか?

 

 

しかしそれは大変なことだと、芝居関係者の方ならすぐに思うでしょう。
果たして、それが僕たちに出来るかどうかは解りませんが、その自信が無ければ公演は打ちません。

 

東京遊劇手が少しでも演劇界にいい風を吹かせられたら幸いです。